HOME > あま神研究所 > 副業で100万稼ぐ!Amazonで作るカンタン最強Webショップ レビュー
アマゾンキャンペーンを行っていたからかも知れませんがランキングも上位で、HTML/CSS関係の本で結構良い本を発売している「ソシム社」から出ていたので購入して読んでみました。私が読んでみたいと思ったのは、カートボックスについての部分 ですね。
著者は、2008年12月ヤフオクからネット物販をはじめ2010年頃からアマゾンでも販売を開始、ebay販売なども行っていたがアマゾンFBAの利用を開始したところ半年で月商100万円を達成したためオークションでの販売を縮小し現在ではアマゾン専門で販売しているという。「菊池仁」氏
Amazonマーケットプレイス専門家と書かれていますが、Amazon公認の専門家という訳ではないでしょうから、自称という事になるのですかね?
普段私はあまりレビューを書いたりしないのですが、この本のカートボックスの項目に関して間違えた記載がしてあり、本に書いてあることが正しいと思われると「あまぞん神社」サイトのカートボックスの獲得について書いていることが間違えていると言われかねませんのでレビューとして記載しておきます。
この本では、「本・ミュージック・ビデオ・DVD商品」のカートボックスはFBAを利用しないと獲得できないと間違えた記載がしてあります。
このサイトをご覧の皆さんはお気づきかと思いますが、以前は確かに「ミュージック・ビデオ・DVD商品」に関しては自己配送ではカート獲得できなかったのですが、カートボックスを研究している私が異変に気づきアマゾンに問合せをしたところ、「カート獲得要件は変更されていたのにヘルプページの改定がされていなかったことが判明。」私の指摘後にヘルプページを改定したという経緯があります。(2013年7月)
正しくは、本は出品者(FBA/自己配送ともに)はカートボックス獲得できない。その他のカテゴリーは(FBA/自己配送ともに)獲得資格は有るという事になります。
ちなみに「カート獲得の可能性がある商品は新品に限られ中古は対象外」という記載も厳密にはNGかな。中古品カートボックスを獲得できる可能性はありますからね。
この本がヘルプページ改定前に発行されたのならまだしも、「2013年8月31日時点の情報を元に記載してある」となっている訳ですから事前にアマゾンサイトで確認をしていないということでしょう。
他にも間違えているのでは?と思える記載がありましたので、アマゾンに連絡して確認してみましたが、やはり違うという回答をいただきました。本として出版してあるからといって何でも鵜呑みにしてはいけないということですね。(P87/P152にも大きな間違いがありますので間違いを探してみましょう。)
こういうミスは信用にかかわりますから、著者は「Amazonマーケットプレイス専門家」と名乗るのであれば出版前に一通りアマゾンに確認を取ればよかったのにと思いますね。
さて、肝心の本の評価ですが、これは意見が分かれるかと思います。アマゾン販売ページのレビューでも意見が割れていますね。本の内容自体はアマゾンに関して一通り流す感じで浅いと思います。
簡単にまとめるとネットの無料情報とアマゾンの操作方法・ヘルプページから情報を集めてパッケージにした感じです。
アマゾンで販売経験がない人ならば良い本だと感じるかもしれませんが、アマゾン販売歴が半年もあれば知っていることがほとんどかもしれません。逆にアマゾンでの販売歴がそれなりにあるのに知らないことが多いようだと心配ですね。ちょっと探究心があれば気づくような内容がほとんどです。
ちょこちょこ画像を入れてあることもあり1冊読むのにさほど時間も掛からずアッサリした物でした。内容と本の価格のバランスはイマイチだなと感じましたね。
カートボックスの獲得に関しては「最安値にする必要はない」という辺りはこのサイトで提唱している内容と一致しますね。アマゾンとの一騎打ちに関しては、何%下げるとカートを獲得しやすいかというところで留まらず、「アマゾン価格以上でカートボックスは獲得できるのか?」のページで紹介したようにアマゾンの価格を一度上げてから販売するという方法を試してほしかったですね。
すでに本気でアマゾン販売に取り組んでいる人にとっては、この本で新たな発見は期待できないと思いますが、「無料レポートで学べること」のページでも書いたように、あなたの情報収集能力を確認するという意味では実際に読んでみるのもいいかも知れませんよ。たとえ知っている事ばかりだったとしても、それはあなたが探究心があり努力しているということの証明でしょう。
この本はアマゾンランキングが高いことからも結構な部数が売れていると思いますから、今後アマゾンでのレビューがどのようになるか結構楽しみです。絶賛するようなレビューが増えるなら初心者や探究心の低いセラーが多いという見方もできますし、逆の場合は意識の高いセラーが多いから自分もさらなる努力しようと思うかも知れませんね。
アマゾンレビューにある「目新しいものはありません/ブログを検索したら全部出てきそう・・・」というのは的を得ている感じです。
この本読んだら簡単に稼げるよという感じの内容ではありませんから、情報商材でよくある「詐欺だー」みたいに荒れることはないでしょう。目次をみるとそれなりに魅力的に見えるぶん実際に読んでみると期待はずれ感はあるかと思いますが…。この本の本来の価値は1年後に中古価格を確認したら分かるかな、みんなが価値ある本と感じ手放さなければそれなりの中古価格をキープできているはずですから…。