HOME > あま神研究所 > FBA納品の注意点と保管手数料を安くする方法
FBAの手数料計算については、AmazonがFBA料金シュミレーターという料金計算ツールを用意してくれてますので活用しましょう。⇒ FBA料金シュミレーター
アマゾンのFBAサービスを利用している人は多いと思いますが、意外と納品ルールを理解していない方も多いようですね。Amazonヘルプが複雑すぎてどこに記載してあるのか分かり難いのかも知れませんが…
このようにたくさん記載してあるわけですが、大型商品は輸送箱サイズの基準が異なるため勘違いしている方もいるようですね。
ちなみに大型商品とは →商品寸法が45×35×20cmのどれか一辺でも超える、あるいは寸法を問わず梱包時の重量が9kg以上のすべての商品が大型商品として扱われます。
21×21×21cmの箱なら小さく感じますけど、残念ながら大型商品です。
上記を踏まえて輸送箱サイズのおさらいをすると、
FBAに納品する際には、一部の大型商品を除き、50cm×60cm×50cm以下・重量30kg以下の輸送箱で送る
(3辺合計160cmという意味ではないので注意!30cm×80cm×50cmではNGということ)
※2014年9月 輸送箱サイズの基準が変更され、40cm×60cm×40cm ⇒ 50cm×60cm×50cm以下となりました。
※2021年1月 輸送箱の最小サイズの基準が追加され、底面が18.1cm×10.0cm以上、高さが2.5p以上、かつ、重量0.15kg以上でないとFBA納品不可となりました。
大型商品1点の三辺が50cm x 60cm x 50cm以内より大きいまたは、30kgより重い場合は、重量40kg以下の輸送箱で送る(箱サイズの規定なし)ただし商品1点につき1輸送箱
3辺合計170cm以上200cm以下の場合は1辺が90cmを超えると納品ができません。
※2015年 輸送箱サイズの基準が変更され、通常大型サイズ三辺200cmの輸送箱が廃止され小型標準と同じく ⇒ 50cm×60cm×50cm以下となりました。
3辺合計200pを超える・40sを超える商品はFBAを利用できない
(大型商品なら良いのでは?と勘違いしそうだが大型家電など1つの商品で3辺合計200pを超えるものなどはNGです)
※2020年4月1日よりFBA「特大型サイズ」の取り扱いを開始
2020年4月1日以降の最大寸法・重量:3辺合計が260cm未満、かつ重量50kg未満
※2015年6月「超大型サイズ」の取り扱いの試験運用を開始(2015年10月頃から本格運用)
複数の箱を、バンドやガムテープ等でまとめて1個口として発送するのはNGですから注意してください。わざわざ箱をまとめるようなことをしなくても、ヤマト便なら箱が複数個でも1枚の伝票でいけますから運送会社と相談してお得な方法で発送しましょう。
輸送箱について悩ましいのは、上限いっぱいのサイズで納品したいが「50cm×60cm×50cm」ピッタリサイズのダンボール箱はなかなか見つからないということです… 返送されると困るので、私は使用する輸送箱についてどの辺りまでOKかテクニカルサポートに相談しました。
なかには、明らかにサイズオーバーの箱で納品して返送されている方もおられるようですが、Amazonのシステムを利用する以上ルールを守るのは当然ですから、明らかなレッドカードはやめた方が良いでしょう。もしも違反データを蓄積されていて、ある日突然FBA利用禁止など通告されたらたまりませんね…その前に警告されるとは思いますが。
輸送箱の重量が15sを超える場合は、箱の天と側面に「重量超過」と明示するのを忘れないこと
FBAラベルシールを印刷する際に、同じラベルシートを利用してこういう感じで重量超過のシールをまとめて作って置くと便利です。(画像は24面のラベルシート用に作ったPDFテンプレート)
FBAラベルシールは商品に直接貼り付ける場合は剥離タイプ(きれいに剥がせるタイプ)がオススメ、剥離タイプを使わないならシュリンクやOPP袋等に入れた方が望ましいということです。
OPP袋とはこういうの⇒ |
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輸送箱に使用できる緩衝材は「エアピロー・紙・ポリエチレンロール・新聞・ポリスチレンシート」のみ、バラ発砲スチロール・シュレッダー済みペーパー・ポリスチレンチップ・クリンクル(しわ加工)ラップはNG
CDのジュエルケースは輸送時にヒビが入ることがあるので個別にエアパッキン(プチプチ)で包みたいところだがルール上はNG(ただし、正規特典およびセット商品梱包に使用する場合はOK)輸送箱に入れる際に商品の間にエアパッキンを入れるなど対処をして下さいということでした。
ビニール袋、シュリンクラップ、箱等でしっかり封印されていること (商品を食品用ラップフィルムで巻いての納品はNG)
玩具に使用する開口部15cm以上のビニール袋については、最低4箇所の通気口となる穴が開いている、もしくは、窒息注意の情報が書いてあるか、窒息注意の注意書きが中に入っていること
FBAラベルシールを印刷する際に、同じラベルシートを利用してこういう感じで窒息注意のシールをまとめて作って置くと便利です。(画像は24面のラベルシート用に作ったPDFテンプレート)
私は、OPP袋に4か所通気口を開けた上で窒息注意のシールも貼っています。
このルールを知らないせどらーさん多いですけど、人命に係わりますから何かあってからでは手遅れです、注意しましょう。
10巻セットの商品なら、10巻揃えてバラバラにならないようビニールラッピングで包むか、丁度良いサイズの箱に入れましょう。
「BOX商品 出荷時開封厳禁」という開封厳禁シールを貼付するよう推奨されています。
ステレオコンポなど本体とスピーカーが別箱の商品をバンドでまとめて納品してはいけません。全てのパーツが収まる箱に入れてから、その箱にラベルを貼って納品します。
こちらも「BOX商品 出荷時開封厳禁」という開封厳禁シールを貼付した方が良いでしょう。
FBAラベル以外のバーコードがあると間違えてスキャンする可能性があるからシールを貼るなどして隠します。バーコード全体を隠すのがベストだと思いますが部分的に隠す場合は下の図を参考に縦方向に隠すこと。
FBAラベルを印刷する際にインク節約モードなどを利用すると太い線は外周のみ印刷されることがあり、バーコードが読み込めなくなる可能性があります。
FBAラベルのファイルを印刷する際に「Adobe Reader」以外のPDFリーダーを利用すると印刷位置のズレが発生することもあります。
新しいFBA納品プランになってからは、以前と異なり複数の箱で納品する際の「納品ラベル」が箱ごとに異なりますから注意しましょう。(正確な箱数の入力が必要です、以前の納品プランで1枚出力してラベルをコピーしていた人は間違えないように。)
新しいFBA納品プランでは他にも、
商品ラベル印刷画面より次の画面に進むと商品情報の追加、削除ができない
商品ラベルの印刷が、100SKUごとに出力される仕様になり100枚以上の場合一度で印刷できない
など、使い難く感じる部分がありますね。
FBAへ納品する際の輸送箱は、シッカリとした強度のあるものを利用し過剰なテープ張りは控えましょう。みんなが心掛けることで全体的に受領速度のアップが見込めます。
悪い例にある、輸送箱のテープと納品ラベルが重なっているような状態はNGです。箱を開封した状態でも容易に確認できる位置に納品ラベルは張りましょう。
昔はそこまでキビシクなかったですが、今ではホボ受領不可となるはずです。
大きなダンボール箱が見つからず、2つの箱を繋ぎ合わせてはダメです。
箱の隙間が大きいから上部を小さく加工するのもNG
箱を繋ぎ合せたり、箱上部が閉じないから別のダンボールで蓋を作る。これらは明らかに強度が低くなりますからNGなのも理解できますけど、上部の短縮については疑問を感じますが…
新品の状態で、容量に合わせて二段階の織り目を用意してあるダンボールもありますからね〜。再利用ダンボールの場合は上部短縮すると表面デザインが明らかに違和感ありますから受領不可になるでしょう。無地ダンボールならどうですかね…
FBA納品時の輸送箱について一番気にしないといけないのは、手荒に扱われても中身の商品を守れるだけの強度があるか?ということです。Amazonがキビシク受領不可の対応をとるようになったのも、適切な梱包がされておらずダメージを負った商品へのクレームを受けたくないからでは。
受領不可となると通常運賃の着払いで返送となると思われます。受領不可になるぐらいなら、はじめから一箱多くなったり梱包サイズが1ランク上がるなどの料金増加を容認した方が結果的に安く上がります。
よくある誤りとして記載されている点が返送に繋がりやすいミスです、十分に注意しましょう。
家電製品・マッサージ器等で、意外とFBA出品が出来ない商品があります。
内蔵リチウムバッテリーが危険物に該当する、医療機器に該当する等が原因であることが多いです。FBA出品を検討している商品では、他出品者がFBA出品しているのか確認して見ましょう。もしもいない場合は一度出品手続をして確認する、もしくはテクニカルサポートに問い合わせて確認をしましょう。
2016年5月頃からAmazonが開催しているFBA危険物取り扱いセミナーを受講することで、一部の危険物についてはFBA販売が可能となりました。セミナー内容についてはサイト等への記載が禁止されておりますので、気になる方はテクニカルサポートに問い合わせてください。
2017年5月頃からFBA危険物取り扱いに関する資料を確認し申請するだけで一部の危険物のFBA販売が可能となりました。(簡単に利用可能となりますが危険物の扱いには注意が必要です)
Amazon出品大学:危険物における FBAのご利用について
上記資料をよく確認しP14の危険物の取り扱いリクエストフォームから申請を行うと1週間程度で設定が完了しAmazonから連絡があります。
FBA納品不備受領作業手数料
2016年8月15日から、FBA納品不備に対して受領作業手数料が請求されます。
Amazonの裁量により、要件に従っていない商品を着払いで出品者へ返送する場合がある。というルールは以前からありますが、いままではFBAラベルを1枚貼り忘れたとか軽微なミスについてはAmazonの裁量によりFBAで処理してくれてたみたいですが(私は経験が無いので分かりません)そのような作業に対して手数料を徴収するということです。
問題の項目に「エアキャップ・テープ」など分かり難い点がありますが、
エアキャップでの梱包が必要なのは、明確な割れ物商品(陶器製、ガラス製など)が、適切に保護されていない場合等
テープでの梱包が必要というのは、「梱包要件」のぬいぐるみ・布製品などの袋詰め商品について、開口部が適切に封印されていない場合等です。
この手のミスは、無い人は全く無いが、有る人はなんども繰り返す。そういう傾向が強いかと思います。そういうことからも、料金は初回よりも次回以降の価格がほぼ適応されるだろうと考えておいた方がよさそうです。
ムダな経費を発生させないためにも、ルールを守り適切な納品作業を心掛けましょう。
アマゾンFBA納品先FCの住所一覧
その他FCについて
FCへの配送過程における受領作業に特化したソートセンター(SC)に加え、マーケットプレイス出品者の納品先FCとして指定されていない岡山FC・西宮FC、Prime Now専用の倉庫もあります。
FBAセンターが大口事業所郵便番号を取得しましたので、2014年8月1日より郵便番号が変更。
住所の記載を省略することも可能となっていますが、配送伝票の記載については、ご利用の運送会社に確認してからの方が安心です。(集荷ドライバーの端末機が住所選択タイプだと郵便番号のみでは面倒かと思いますから)
↓※2018年5月9日で、納品先指定オプションは終了したため現在は固定不可。
2015年6月1日以降、購入者の需要分布と各フルフィルメントセンターの在庫のバランスなどの要因をもとに、Amazonが最適と考える納品先フルフィルメントセンターが指定されます。
納品手続きの都度、商材、サイズごとにいずれかのフルフィルメントセンター 1か所が納品先として指定されます(2015年6月1日以降順次適用を拡大)
ファッションカテゴリー以外の商品に関しては、都度異なるFCへ納品することが難しい場合、テクニカルサポートへ連絡し納品先FCを固定できます。
納品先フルフィルメントセンター指定/指定解除のリクエストフォーム
FBAマルチチャネルサービスで無地ダンボールでのマルチチャネルの出荷希望を選択することにより、FC固定と同じような効果を得ることもできます。
無地ダンボール出荷に対応しているのが「川越/小田原/川島/大東FC」のため、小型は小田原へ、大型は川島/大東という感じで振り分けられます。
他のFCが無地ダンボールに対応したらダメになる方法ですけどね、いまのところ関東の人には有効な方法かな。 2017年6月12日以降無地ダンボールに対応するFCが増加。
↑※2018年5月9日で、納品先指定オプションは終了しました。
AmazonはFBAラベルを貼り付けるサービスを提供しています。要件としては、
コミックセットなど、商品単体にバーコードはあるがセットとしてのバーコードが無い、JANの数字は印刷してあるがバーコドが無い、中古CDで帯が無く本体にバーコードが無い、このような場合はサービスを利用できません。
商品ラベル貼付サービスの1枚あたりの手数料は、小型・標準商品:19円/大型商品:43円
AmazonのFBAマルチチャネルサービスを利用すると、別の販売経路で受注した商品をFBA倉庫から発送することが可能です。特徴としては、
FBAマルチチャネルの料金一覧
FBAマルチチャネルの利用はアップロードファイルからまとめて行うことも可能ですが、通常はセラーセントラルの在庫管理から商品を選択し出荷依頼を行うケースが多いでしょう。
在庫管理から、FBAマルチチャネルサービス依頼内容を新規作成を選択
各項目へ入力します。顧客のEメールアドレスを入力するとお客様へ発送通知が送られます、任意項目ですから送信不要なら入力しないでOK
注文番号は独自で設定したい場合は入力、納品書へ印刷される番号を変更したい場合は「同上」のチェックを外して印刷したい番号を入力します。コメントも独自で変更可能です。
出荷オプション、配送スピードを選択して内容を確定します。
全国一律料金で発送できる小さな商品は自社発送を利用する人が多いと思いますが、宅配サイズで購入者の地域次第ではマルチチャネル発送の方がお得というケースも出てきますから、有効に活用してみて下さい。
2017年6月12日以降は(川越/小田原/川島/多治見/大東/八千代/市川/堺/鳥栖)と多くのFCで無地ダンボールの利用が可能となります。
FBAマルチチャネルで無地ダンボールでの配送を希望する場合は個別に申請が必要です。
アマゾンで販売している商品のカタログページの中には、出品者が作成したカタログページが多数存在します。皆さんできるだけ正確に情報を入力するように努めているとは思いますが、明らかに実際の商品寸法・重量と異なる商品があったりします。
実際の商品よりも大きな数値を入力されていると、その分FBA在庫保管料も多く支払っています
間違いに気付いた場合は、実際の商品寸法と重量をテクニカルサポートに連絡すると調査の後、適正な値に訂正してもらえます。
小さな商品の場合は月の保管料が数円だったりしますからそれほど気になりませんが、大型商品だと毎月数百円の保管料が掛かったりしますから大きな誤差がある場合は無視できません。
間違いのある商品にFBA出品している全員が余計な保管料を徴収されている訳ですから、間違いに気づいた人はどんどんアマゾンに連絡しましょう。
上記のようなことから、正確にはFBA保管手数料を適正に戻す方法となりますね。
2017年12月末までの期間限定ではありますが、FBA納品時の配送料が無料になるキャンペーンが行われています。(大口・小口にかかわらずFBA利用の出品が対象)
実際にテスト利用してみての注意点は、条件に満たない納品プラン(標準サイズを1個だけなど)でもパートナーキャリアの手続きをしてみると料金が0円と表示されました。
Amazonに確認したところ、料金の課金はされないが規約違反ということで(その他ルール違反と同じく)配送料無料キャンペーンの利用が出来なくなる恐れがありますということでした。
大型サイズ商品の場合は1点から対象となりますが、小型・標準サイズの場合の10点というのは勘違いしやすいのですが、1つの納品プランについて10点です(輸送箱1つに10点以上という意味ではない)ルール変更により輸送箱1つに10点以上となりました。
例えば、割と大き目の箱もの商品で160サイズの輸送箱に2点しか入らない場合でも、10点の商品で納品作業を進めていき〔小田原FCに10点納品〕という納品プランになった場合は無料キャンペーンの適応となります。←ルール変更により不可になりました
ただし納品プランが複数に分かれ、〔小田原FCに9点納品〕〔多治見FCに1点〕このように表示された場合は無料キャンペーンの対象とはなりません。カテゴリの違う商品をまとめて納品作業するとこのようなケースに遭遇するので注意が必要。
1つの輸送箱について10点以上が条件です。
パートナーキャリアでの納品は通常のゆうパックと同様に集荷依頼に対応していますが、一度に20箱を超えるような大量納品を行う場合は事前に郵便局に相談をする必要があります。
輸送商品に空輸禁止のモノが含まれていないか電話確認される場合がありますから、(おもちゃに電池は含まれていますか?プラモデルにボンドは?など)集荷の際に内容物についてドライバーにシッカリ説明しておいた方が良いです。
パートナーキャリアの配送ラベルはA4の紙に印刷したものとなるためラベル控えの切り離しなどひと手間掛かります、集荷ドライバーさんとどのような形で準備しておくのが良いか相談しておくとスムーズに集荷してもらえます。
パートナーキャリア配送料無料キャンペーンは新規の受付を終了しました、すでに利用実績のあるセラーのみ2017年12月末まで利用できます。
2018年以降、各運送会社が次々と運賃値上げを表明し送料負担が大きくなってきました「イプシロン配送サービス」は、まだ割安で送れますからカラーミーショップを作りイプシロンを使うという方法も検討してみると良いかも知れません。