HOME > あま神研究所 > 巨大マーケットアマゾンの実力
ひと昔前は、アマゾンで買い物するといったら「古本」の購入でしたが、今や家電、衣類、生活必需品、食料品etc… 何でも揃うのではないかと思わせるほど多くの商品を販売しています。
購入者として利用している人も多いでしょう。
買い物に出掛ける時間や交通費を考えると、地域の店に買い物に行くよりアマゾンでポチッと購入した方が安かったりもしますね。(地域経済のことを考えると近くのお店を利用した方が良いとは思いますが…)
アマゾンのセミナーを見ていると下記のような数字が出てきて、巨大マーケットに成長していることがうかがえます。
2012年5月に、アマゾンへのアクセスは月間4800万人 / 24.8億PV を超えた。
2011年の古本市場シェアの20%近くをアマゾンのマーケットプレイスが占めている。
2011年のミュージック市場シェアの15%をアマゾンが獲得(アマゾン直販の30%弱がマケプレ)
2011年のDVD市場シェアの35%をアマゾンが獲得(アマゾン直販の20%弱がマケプレ)
※ブルーレイに関しては市場の50%をアマゾンが獲得
私としては、ミュージックDVDの商品ページを見ると多くの出品者がいるのに、マケプレ割合は意外と低いんだなと思ったのですが、2013年2月に米国アマゾンのトム・スクータックCFOが
「直近の四半期にアマゾン経由で販売された商品のうち、外部の出品者が販売しているものが39%を占めたと語った」ところ、アマゾンは将来自社での小売をしなくなるのでは?という話題がでるほどですから、日本の数字もそれほど低いわけではないのでしょう。
アマゾンが自社での小売をやめた場合、マケプレ出品者はアマゾンとの価格競争をしなくて済むので助かりますが、売れる商品のデータを全て握っているアマゾンが小売をやめるとは考え難いかな? おいしい売れ筋商品だけ自社販売して、テール商品はマケプレに出品して欲しいという気持ちはあったりして?
自分が出品している商品が売れ出すと、アマゾンが大量に在庫を仕入れてきて安く販売するのと、業績が右肩上がりなのにチョコチョコ手数料を値上げするのはやめて欲しいところですね。
アマゾンの企業理念は
巨大なマーケットであるアマゾンにマケプレとして出品するのですからアマゾンの企業理念を理解し、どういう出品者が求められているのか確認しておきたいところですね。