HOME > あま神研究所 > Amazonポイントプログラムの使い方
2015年2月16日から、出品者(大口のみ)向けのAmazonポイントプログラムの利用が開始しました。これにより今までアマゾン本体しか利用できなかったポイント値引きを出品者も使えるようになりました。
購入者は、ポイントが付与される商品を購入することにより次回以降(出荷通知が押された以降)の買い物時にポイントを利用することが可能となります。(※支払方法が代金引換の場合は、購入者へのポイント付与が最長45日後となります。)
ポイントは付与した出品者のショップ専用ではなく、Amazonで購入する商品であれば利用可能
なお、Amazonポイントは、Amazonギフト券、Amazonコイン、およびデジタルコンテンツ商品(Kindle本を除く)のご注文には使えません(Kindle本を除き、1-Clickでご注文の場合も不可)
■従来の在庫管理ページの場合
新規出品の場合は「商品登録」⇒「出品情報」
出品中の商品にポイント設定の場合⇒「在庫管理」⇒「変更」⇒「詳細の編集」⇒「出品情報」
ポイントの項目に、パーセントで入力すると自動計算でポイント数が確認できますから問題なければ保存をクリック。
■新しい在庫管理ページの場合
新しい在庫管理ページではポイントの項目がデフォルトで表示されています。
「Amazonポイントを設定」をクリックしパーセントでポイントを入力すると自動計算でポイント数が確認できますから問題なければ保存をクリック。
■ファイルアップロードの場合
セラーセントラルにログインし「ファイルのテンプレート」から最新のアップロードファイルをダウンロードするとポイントの項目が追加されています。
上記の例は、出品ファイル(L)
「standard_price_points」の項目にポイント数を入力します。セール価格時のポイント入力は「sale_price_points」の項目にポイント数を入力します。
ファイルアップロードの場合は、ポイント項目が未入力のファイルをアップロードするとポイント数は「0」に上書きされます。
価格改定ツールを利用していて、ツールがポイント設定に対応していない場合は、価格改定のたびに設定していたポイントがゼロに戻ってしまいますから対象商品を価格改定させないなど対応が必要。
Amazonポイントを設定した商品はどのように表示されるのか
販売価格の下部にポイント数(%)が表示されています。
また、購入者は商品検索時に「ポイント対象商品」にチェックを入れることにより、ポイント付与のある商品を絞り込むことが可能です。
私は、積極的にAmazonポイントを利用することはありませんが、Amazon本体が値下げ追従してきてカートボックスの獲得が難しい場合は、販売価格を下げずにAmazonポイントで実質的な値下げをしカートを獲得するようにしています。
他社も販売ページを確認して手動で価格調整をされる場合はポイント値下げ合戦となりかねませんが、ツールまかせでチェックされていない場合は、ムダな値下げを抑止する効果もあると思います。
(2016年6月)せど楽・マカドなど一部の価格改定ツールにおいて、ライバル店舗のポイント値引きまで加味して価格改定を行える機能が実装されています。他社ツールも追従するでしょうから、今後はポイント値引きでライバルを出し抜くという方法は無意味になると思われます。
カートボックス獲得者は、FBA販売価格7980円(ポイント239)⇒ 実質価格7741円です、それでは出品一覧を確認して見ましょう。
複数のFBA出品者が並んでいます。この程度の価格差であればポイント設定をしなくてもカートボックス獲得できますが、ポイント設定している出品者のカート獲得率は高いと思われます。
こちらの商品では複数の出品者がポイント設定を行っています。
チェック時点では実質的に高値の出品者の方がカートボックスを獲得しています。
こちらの商品ではAmazon本体が最安値で出品しています。
Amazonポイントを利用することで実質的に最安値とし出品者がカートボックスを獲得しています。このポイント利用方法が一番便利に感じますね。
私は、あまり積極的にアマゾンポイントを設定することはしませんが、最安値がAmazon本体の場合は、まず若干の値下げを行い出品してみて、Amazonが値下げ追従してきてカート獲得できないようならば、ポイントを利用して実質的な最安値とする感じです。
ポイントを利用することでAmazonの値下げ追従を回避してカート獲得できていたのですが、最近(2015年5月時点)ポイント値下げを加味した実質価格に対してAmazonが価格を調整してくるケースも見られるようになりましたから、今後はこの方法も通用しなくなるかも知れません。
ときどき、非常に多くのポイント数を設定している出品者さんを見掛けますが、経理上の売上金額はポイント数を引く前の金額となりますから注意が必要です(消費税課税対象になるかどうか微妙なラインの場合はとくに)
アマゾンが完全にポイント値引きを加味した価格で調整してきたり、各メーカーの価格改定ツールも完全対応してきた場合は、ポイント値引きを利用してカートを獲得する方法も通用しなくなりますから、そうなるとポイントシステム自体を利用する期会も減るかも知れませんね。