HOME > あま神研究所 > アマゾン購入数制限を設定する方法
マーケットプレイスに自己配送で出品している商品は在庫数の入力で調整を行えば良いわけですが、FBA出品で倉庫に納品している商品の場合、1人のお客様が大量に購入して買い占められてしまうと、他のお客様に商品が行き渡らなくなります。
結果的にすべての在庫商品が売れてしまえば販売者としての利益は同じですが、人気が高く入手困難な商品などは多くの人たちの手に行き渡らせたいという場合もあるかと思います。
Amazonと同じようなアカウント制限を掛けることは出来ませんが、マーケットプレイスに出品している商品にも一回に購入できる最大数量を設定することは可能です。
※より簡単に個数制限の設定が可能になりましたのでページ下部に追記しています
アマゾンではカテゴリーごとに在庫ファイルが用意されています、それらのファイルの中には、最大購入数量の設定項目が存在するファイルがありますから対応しているファイルにデータを入力して、アップロードすることで設定解除が行えます。
在庫ファイルテンプレートの一覧は、セラーセントラルにログインして下記リンクから
簡易版以外の在庫ファイルには最大購入数量の設定項目があります。
今回の例では、すでにFBAで出品中のホビー商品に対して購入数の制限をかけるという状況で説明してみます。まずは、おもちゃ&ホビーの在庫ファイルをダウンロード(マクロなしでもOK)
ファイルを開きデータ定義シートから、アップロードに必要な必須項目を確認します。
この必須項目は使用する在庫ファイルの種類により異なりますから、自分が利用するカテゴリーの在庫ファイルで必要な項目を必ずチェックしましょう。
↑こちらがテンプレート(画像はシートの一部、実際はスゴイ数の入力項目が横に続きます)
先ほど確認した必須項目を探し出し、SKU/ASINその他データを入力
「update_delete」の項目は空白だと、update(登録)と見なされてすべて上書きされますので注意して下さい。多くの項目を空白の状態でアップしますから、PartialUpdate(部分更新)を利用して入力した項目のみ変更させます。
入力が完了したら「ファイル」⇒「名前を付けて保存」⇒「テキスト(タブ区切り)」で保存。
その後、保存したファイルをチェックして問題なければアップロードという流れです。
ファイルの種類は「カテゴリー別在庫ファイル」を指定
先ほど保存したファイルを指定しアップロードで完了です。
最大購入数量を1個で設定した商品を複数個カートに入れて見るとこのような表示になります。
最大購入数量を変更したい場合は、再度在庫ファイルを作り直してアップロードします。
制限を解除したい場合は、「max_order_quantity」の項目を空白にし、その他項目を全部入力して「update(登録)」で上書きする、もしくは「max_order_quantity」の数値を大きくして、PartialUpdate(部分更新)でアップロードします。(後者の方法が簡単ですね)
一度試して見ると、意外と簡単にアマゾンで個数制限を設定できることが分かると思います。
アマゾンでは在庫ファイルをアップロードする際は必須項目を入力するようになっていますが、すでにカタログページがある商品を出品してると「なぜ?」と思う項目も必須となってますね。
個人的には、間違えたデータを入力し上書きされてしまう事の方が心配です。
部分更新ですから、どの商品に対してどのデータを書きかえたいのか分かれば良いのでは?ということで色々テストしてみたところ、
これらのデータを入力したファイルでも個数制限を設定する事が出来ました。これならデータ値を間違えようがないですから悩まずに済みます。(アップ前にチェックモードでエラー確認はします)
他カテゴリーのファイルではどうなのか分かりませんし、正確なデータが分かる場合はできるだけ入力した方が良いとは思いますが、在庫ファイルを操作できるセラーさんであれば色々試して自分が使いやすい方法を見つけると良いと思います。
アマゾンのシステム変更にともないセラーセントラルの在庫管理ページから、各商品に対して最大注文個数の設定が可能となりました。
多くのSKUに対して一括で注文個数の制限を掛ける場合は、いままで通りファイルアップロードの方が短時間で設定可能ですが、少しのSKUだけならば在庫管理ページから個別対応の方が簡単です。
なお、システム変更の影響で、いままでは支払方法のオプションを外してもFBA出品の場合は全ての決済が利用できていたのが、決済不可にできるようになっています。(決済ページに進むと選択できなくなる)
これにより、コンビニ決済で注文保留にして自分の商品を売ろうとする「保留テロ」への対策が簡単にできるようになりました。
アマゾンのシステムはコロコロ変更するから、今後どうなるかは分かりませんが出品者としては今のままで継続して欲しいですね。