あなたは既にリサーチツールを利用されているでしょうし、なかにはKDC200やMS910などのbluetoothバーコードリーダーを利用してビームをバンバン飛ばしている人もいるでしょうから、いまさら説明の必要もないかとは思いますが無料で利用できるリサーチツール(検索ツール)を中心に紹介しておきます。
せどらーさんなら当然アマゾンアプリは入れていることと思います。
過去の相場を調べるには、モノレート・せどりRank・Keepa等を利用するでしょう。
ヤフオク相場を見るにはオークファンアプリですね。
Amazonアプリはスマホカメラによる商品画像検索にも対応していて読込みも早いです。
正直なところ、Amazonで販売するなら「Amazonアプリ・モノレート」これだけでも十分な訳です。社外のアプリを導入したとしても結局はAmazonサイトの価格見て、モノレートで売れる頻度をチェックする、この流れのケースが多くないですか?
それでは、なぜ社外のリサーチツール(検索ツール)を使うのでしょう?
それは、「Amazonアプリ・モノレート」だけでは出来ないことをしたり効率を上げるため。
リサーチした検索履歴のデータは後で再確認できると便利ですよね、バーコードリーダーで連続検索したい場合もありますし、ツールで粗利計算をして仕入判断を早くしたい。
人間の思考が必要ない単純作業部分を効率化するためにツールを使います、商品のJANを読み込んだらツールが仕入判断に必要なデータをサッと表示してくれて、我々はそれを見て判断する。
そういう効率化の助けになるせどりのリサーチツール(検索ツール)を紹介していきましょう。
※有料版あり(せどりすとプロ、せどりすとプレミアム)
https://itunes.apple.com/jp/app/sedorisuto/id497296369?mt=8
【アプリ概要】 商品のバーコードを読み取り(ビームせどり対応)、検索、出品、リスト作成、CSVエクスポートまでサポートする、せどり支援及び蔵書管理ツールです。 書籍のみならず、CD、DVDからホビーに至るまで取り扱い可能です。 調査から出品まで、仕入に必要な作業がiPhone内で一貫して行えるため、作業効率が格段にアップします! 本ソフトウェアは広告運用により、全機能完全無料にてご使用になれます。
【特徴】 バーコード連続読取、自動検索に加えて、通常出品及びFBAに対応した想定粗利がリストですぐに確認可能。仕入れ時に的確な判断が可能となります。読み取ったリストをCSV形式にてメール送信が出来ますので、エクセル等にインポートすることにより、蔵書管理や商品管理などにも利用できます。CSVは大量出品用フォーマットにも対応しているため、読取→仕入→出品の流れをシームレスに行うことも可能となります。
【機能一覧】
【対応OS】 iOS4.2以上
多くのせどらーさんから支持されているせどりすとの売りは設定の豊富さと操作性でしょう。有料版の説明を読んだところ、無料版では満足できないポイントも有料版であればホボ解消できるような感じがします。
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https://play.google.com/store/apps/details?id=org.orela.android.sedolist&hl;=ja
【アプリ概要】「せどりすと」の姉妹アプリです。「せどりすと」で培ったノウハウを元に、Android用に完全にゼロから作り上げた多機能せどりツールです。
【基本機能】
【有料月額契約機能】
【対応OS】 Android 2.1 以上
せどりすとと開発元が同じの姉妹ツールです、こちらも設定が豊富で操作性も良いです。私の利用環境ではスマートフォンとの相性が悪いのか、カメラ読み取りで同じJANを重複して読み込んでしまう現象が発生します。
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https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.saegusa77.SedoriScouter&hl;=ja
【アプリ概要】 商品をカメラからバーコードで読み取とったり、入力することでAmazonでの販売されている情報が検索できる便利なツールです。 書籍だけではなく、CD、DVD等Amazonで販売されている商品は全て検索することができます。
【特徴】
【対応OS】 Android 2.2 以上
バージョンアップがほぼ停止していて(2016年11月時点)目立たないツールですが、隠れた優良ツールです。無料ツールでありながらインストアコード対応しており、Bluetoothバーコードリーダーとヘッドセットを装着し音声読み上げで連続リサーチも可能です。JAN入力のキーボートに関しては、誤入力しない絶妙なサイズ感で指の動きが最小限で済み、今まで試したツールの中で一番良いJAN入力キーボードだと感じました。雑誌のバーコードもリサーチ可能です。 サービス終了
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https://itunes.apple.com/us/app/sedorisachiz/id991591357?mt=8
【アプリ概要】せどり初心者にも優しいシンプルなAMAZON価格チェックアプリです。シンプルではありますが、熟練の方にも満足できる機能を搭載しています。
【特徴】
【制限事項】
【機能一覧】
【今後の予定】
【対応OS】 iOS8.3以上
せどリサーチZのカメラサーチによるバーコードの認識速度は驚くほど早く、ガラスケース奥の小さなバーコードも読み込めたりしてビックリしました。たくさんの商品をリサーチする場合は相当なアドバンテージとなりそうです。雑誌のバーコードもリサーチ可能。操作性については開発途上な感じですが仕上がり方次第では大きな可能性を感じます。 サービス終了
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https://itunes.apple.com/jp/app/amacode-sedori-zhuan-mai-zhi/id1182809130?mt=8
【アプリ概要】Amacodeとは、商品のバーコードを読み取り、Amazonの価格を瞬時に調べる転売支援ツールです。 本・CD・DVD・ゲーム・家電・おもちゃ・ホビー等、Amazonに存在する全て商品に対応し、普段のリサーチに欠かせないツールになること間違いなしです。シンプルながら、必要な機能を漏れなく搭載し、かゆいところに手が届く、そんなツールになっています。 本ツールは、煩わしい広告等無く、全機能完全無料にてご使用になれます。
【特徴】
【機能一覧】
【今後の予定】
【対応OS】 iOS 9.0以上
※iphone版は快適に動作しますが、Android版はスマホ機種により相性が悪いケースあり。
Amacodeは無料版でもBOOKOFF・TSUTAYA・GEOのインストアコードに対応しており、Keepaミニグラフを表示していることでランキング変動も容易に確認できます。iPhoneの共有機能からツールを起動できるのは非常に便利です。
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最近は無料ツールであっても、価格をリサーチするだけでなく、出品機能や在庫管理データ管理など非常に多機能となっています。今後は、より多くのインストアコードへの対応と信頼性の高い粗利計算を求めるユーザーが増えるのではないかと思います。
無料で利用できるツールの多くは広告収入によって運営されていますから、利用する場合は運営者の利益に繋がるような配慮が必要ですね。広告収入の増加はツールの開発速度におそらく影響すると思います(笑)
残念ながら無料のリサーチツールで『これなら完璧』というツールは見当たりません、何らかの不満を感じるからこそ有料ツールがあるのかな、といった感じです。
ここからは、リサーチツールに求められるであろう機能やアイデアを、私なりの考えで記載しておきます。
価格改定ツールのページにしてもそうですが、意外とツール開発者さんたちにもこのサイトを拝見頂いているようで、サイトに書いておくと『それってこういうことですかね?』や『こういうツール作りました』など御連絡を頂きますので書いておけば良いツールが出てくるかも知れませんからね(笑)
ちなみに、求める機能について、その多くは既にどれらかのツールに実装されているケースが多いですが全体を通してこういうツールが良いという表現となりますので御理解下さい。
■まずは、素早くリサーチできること
当たり前の条件ですが、リサーチが早いという中には、ツールの起動が早い、カメラ読込みの速さ、キー入力のしやすさ、Amazonからのデータ取得が速い、仕入判断がしやすい、と複雑な要件が絡みます。
ツール開発側からするとデータ取得の段階までの速さを意識するかと思いますが、せどらー側の視点でいうと仕入判断が終了するまでの時間が重要です。
取得したデータを元に、手数料やFBA利用の場合は納品費用などを加味した金額を表示してくると、目の前にあるリサーチした商品の価格と見比べるだけでスムーズに判断できますよね。
データ表示が多少遅いとしても粗利計算がツールでシッカリできていたら結果的に仕入判断までの時間は早く済むということも考えられます。
■条件判定のバリエーションを豊富にしてアラート表示
仕入れるカテゴリーによって求めるランキングや回転率が異なりますから、カテゴリー別でランキングと価格をフィルター設定して条件を満たしたらアラート表示して欲しい。(カテゴリーは自動判定し手動での設定変更は不要にして欲しい)
■ページ移動を最小限に
リサーチツールを利用していて、Amazonページを開きカート価格を確認したり、モノレートで売れる頻度をチェックしたりすることが多々あります。これって、リサーチツール上で自分が出品したいコンディションの価格とランキング上昇回数がチェックできたら解決しませんか。
デフォルトで、カート価格・新品中古の最安値・ランキング上昇回数、これらが表示している状態で、1回のタップで中古(良い)の価格が見れたりするとベストです。
中古最安値が、箱無しのゲームソフト・レンタル落ちのCD、この辺を多く扱うせどらーさんには、自分が求めるコンディション最安値を簡単にチェックできると喜ばれるはずです。
■リサーチデータの活用
一部のツールにおいてはAmazonへの出品機能まで備わっていますね、個人的には管理表から簡単にアップロードできるから出品機能は不要ですが、出品機能が便利であるというせどらーさんも多いですし、データの活用法としては、店頭リサーチしたデータを電脳ツールと連携して読み込ませるようにしてみたり、
また、価格改定ツールで売上管理をしているせどらーさんが一定数いることを考えると、価格改定ツールと連携して仕入れ値やストッパー価格をリサーチツールから読み込ませるのもオモシロイかと思います。
細かく書き出すとキリがないのですがまとめて羅列しておきましょう
他にも色々あると思いますが、リサーチツールにおいて気にした方が良い点は「いかにページ移動の回数を減らせるか」なのかも知れません。
例えば、カメラを起動してスキャンしたとして、スキャン画面のまま同一ページにリサーチデータを表示するのとページを移動してリサーチ結果ページを表示するのでは差が出ますよね。
利益が出そうでさらに深くチェックする場合はページを移動してリサーチ結果を表示してくれて構いませんが、利益の出ない商品を検索していた場合、再度カメラを起動して次の商品をリサーチとなり、この動作が積み重なると結果的に大きなタイムロスです。
他にもこういう1タップ・1フリックの積み重ねというケースがあると思います。
連続検索しつつデータが確認できる、ツールから移動せずにコンディション別の最安値が確認できる、販売予測個数の表示をする、もしくはモノレートの波形をツールに表示、そういう感じになってくるとページ移動というのは激減しますから、より多くのユーザーに支持されるリサーチツールになるのかな〜と思います。
iphone用アプリとAndroid用アプリとどちらが良いのか?という疑問もあると思いますが、機種への慣れなどもありますが個人的には操作性はAndroidが良くバッテリーの持ちはiphoneの方が良いと感じています。
Androidの場合、機種によるバッテリー容量の違いも大きいですから、あくまでも私の利用環境では…という話です。
バッテリー容量2400mAhのAndroidよりも、2000mAh未満のiphoneの方がバッテリー長持ち… Androidはバックグラウンド通信での電気消費が激しい感じです、バックグラウンド通信をカットするアプリを入れると長持ちするようになります。
どちらにしても、サブ機もしくは、予備バッテリー・モバイルバッテリーなどを用意して置いた方が安心してリサーチできますね。
リサーチツールにおいても不具合が発生するケースがありますから複数のツールをインストールして不測の事態に備えた方が安心です。
iphoneユーザーなら「せどりすと&せどリサーチZ」Androidユーザーなら「せどろいど&せどりスカウター」この組み合わせで使ってみて不満が出るようなら、その他ツールや有料版を試してみると良いと思います。