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2018年2月18日にリリースされた月額制の有料版「モノサーチ PRO」の機能・使い方・設定方法について解説します。
無料版と共通する基本的な使い方についてはコチラのページで確認してください⇒モノサーチ拡張機能の使い方・設定方法
※以下の画像はβ版で撮影しているため最新版とデザインが異なる場合があります
商品ページを開くと、その商品を出品しているセラーたちの出品傾向から参考商品を表示します。
この機能により、自分が出品している商品の競合セラーがどのような商品を仕入れているかというのをチェックすることも可能です。
出品者一覧ページを開くとミニグラフと販売データグラフが表示します。
新品・中古の配送経路別の在庫数/販売数/販売額の予測数を表示しています。
FBAと自己発送のどちらがよく売れているのかという細かなデータも見えてきます。
ただし、このデータはモノサーチ(モノレート)が取得できたデータにもとづきますので、実際の数値とは誤差がある可能性がありますから参考データとして考えましょう。
とくに、データ取得回数が少ない低ランキング商品や、まとめ買いされることが多い商品では実際の販売数よりも少なく計測される可能性が高いと考えています。
この機能は自分が使う側なら良いけど、逆にリサーチされる側だと売れ筋の商品データをゴッソリ持っていかれることになりますね……、他セラーの出品をマネていくせどらーさんには強力なツールとなりそう。
出品者一覧ページで、出品者名もしくは評価にマウスポインターをのせるとその出品者のデータがポップアップで表示します。
デフォルトは簡易表示ですが、詳細を選択するとこのような表示に切り替わります。
上の画像では左側の赤枠で囲った商品にマウスポインターをのせているため、右側のエリアにはその商品の販売データが表示しています、ポインターを他商品の上にのせるとその商品のデータに切り替わります。
右側の表示エリアの〔出品者情報/類似出品者/調査済み出品〕から更にデータをポップアップ表示できます。
売上個数と売上げ額のデータについては、モノサーチ(モノレート)が取得できたデータにもとづきますので、実際の数値とは誤差がある可能性がありますから参考データとして考えましょう。
普通に考えて全ての出品者の売上データを完璧に把握できるとは思えませんから、参考にできる一つの指標という感じで捉えた方が良いです。
類似出品者をクリックして開くと、同じような出品傾向にある出品者をリサーチしてリスト表示します。
地域を絞り込むことも可能で、各種条件でソートさせることもできます。
出品者のリストをCSVデータとしてダウンロードすることも可能です。
出品者のリストCSVデータをExcelで開くとこのような感じです。
出品者情報を開くと、売上や在庫数・在庫分布など分析データを確認できます。
調査済み出品をクリックすると商品データもチェック可能です。
出品者の調査済み商品を確認し、CSVデータとして商品リストをダウンロードすることも可能です。
CSVデータとしてダウンロードしたCSVデータをExcelで開いてみるとこのような感じです。
出品者サーチは拡張本体から直接開くことも可能です。
モノサーチPROを使うと、自分と仕入れ先が似通っている出品者がどのような商品を仕入れているのか?他出品者の売れスジ商品は何か?というのが丸わかりとなります。
モノサーチPROでは「出品者ウォッチ」という機能を使うことで、特定の出品者の出品販売状況が手に取るように分かるようになり、ライバルの動向を「見える化」することが可能です。
拡張本体にある〔出品者WATCH〕をクリック
出入荷ソートの項目を選ぶことで、最近出品された商品や売れスジ商品は何なのかということまで丸わかりとなります。
仕入先が自分と似通っている出品者や、トレンド系に強い、予約販売が得意など特徴のある出品者を登録しておくと仕入れの参考になるでしょう。
登録方法はウォッチしたい出品者のセラーIDを入力して保存します、まとめて登録したい場合はIDごとに改行して入力し登録します。
削除は各出品者名の右端にある削除ボタン、もしくは保存ボタン下の削除ボタンで複数のセラーIDをまとめて削除もできますし、登録をすべて削除してクリアする〔全削除〕ボタンも用意されています。
ウォッチしている出品者の並び順を変更したい場合は、最後に登録したセラーが1ページ目の最上位に表示するという特徴をいかし、登録済みセラーIDを再登録することで上位に表示させるようにします。
出品一覧ページを見ると〔出品者☆〕というワンクリックでウォッチ登録できるボタンもあります。
上の画像ではモザイク処理をしていますが、出品者☆ボタンの上にある〔sellerID:********〕部分の英数文字がセラーIDとなります。
セラーIDというのはブラウザのアドレスバーURLからも確認でき、出品者のページを開き&merchant=********もしくは&seller=********と表示されているところの英数文字です。
出品者ウォッチの画面で〔全取扱商品・入荷・出荷〕をクリックすると該当出品者の詳細ページを開きます。
ソートで項目で、調査済みの全商品・最近入荷した商品・出荷した商品など選択して〔CSVダウンロード〕ボタンを押すとCSVファイルで詳細なデータをダウンロードすることが可能です。
〔ウォッチ同期〕ボタンを使うと別PCへウォッチ情報のデータを同期させることが可能です。
複数のPCを使っている場合は、メインPCで利用しているウォッチデータをコピーし、サブPC側でペーストし保存すると両方のPCで同じ環境となります、PC買い替え時も同様にしてデータを移行します。
〔モバイル表示はこちら〕ボタンをクリックしてQRコードを表示したら、スマホのQRコードアプリを使い読み取ります。
スマートフォンでモバイル表示の確認ができたらブックマークするなどして空き時間にいつでも簡単にチェックできるようにしておくと便利です。
同じようにして商品ウォッチのページの〔モバイル表示はこちら〕からを読み取ると商品ウォッチもスマホでチェック可能となります。
モノサーチPROでは気になる商品をウォッチする機能があり、さらにウォッチしている商品を多くのネットショップで巡回リサーチすることが可能です。
商品ウォッチへの登録はASINもしくはJANを入力して保存します、改行しながら複数のASINをまとめて登録も可能です(最大3000件)
登録済みの商品はカテゴリで分けて集計されています、これは巡回リサーチする際にカテゴリを指定しムダをはぶくのに役立ちます。
巡回リサーチさせるには〔商品ウォッチ巡回設定〕から各種設定が必要となりますのでのちほど解説します。
Amazonの各ページで表示される〔☆〕をクリックすることでも商品ウォッチに登録できます。
巡回機能について解説していきますが、この機能は理解するのが難しくて使いこなせていないユーザーが多いと思われます。
もっとも多い勘違いは、商品ごとに巡回設定をするの?ということです。
これは恐らく、Keepaなどのトラッキングツールでは商品ごとに希望価格になったら通知するという設定をするから、同じような機能と思われているのかも知れませんね。
こまかな設定方法の解説に入る前に機能の全体像について説明すると、
モノサーチPROの商品ウォッチ巡回機能は、Chromeブラウザが起動している間、ウォッチ登録している全ての商品(もしくは指定のカテゴリ商品)を希望するネットショップで順番にリサーチを行うという機能です。
巡回させるサイトごとに通知条件の設定を行いますから商品ごとの設定は不要です。
例えば、ウォッチしている商品の中からDVDカテゴリだけをヤフーショッピングで巡回リサーチし、Amazon価格よりも〇%OFFになったら通知するという設定が可能となります。
※商品個別での設定をしないため、ウォッチしているA商品は70%OFFで通知、B商品は50%OFFで通知するということはできません
巡回するサイトページのHTMLソースコードをもとに細かな指定ができるため、価格表示エリアの数値の変化を通知条件としたり、在庫切れなどのテキスト表示エリアの文字の変化を通知条件とすることも可能です。
それでは、巡回設定の使い方について今回はヤフーショッピングでの設定を例にして解説していきます。
まずは拡張本体の商品ウォッチを開き〔商品ウォッチ巡回設定〕をクリックします。
商品ウォッチ巡回設定のページには簡単に登録できるサンプルが用意されていますからヤフーショッピングを選択して追加
日本国内のサイトで巡回させる場合は、言語で日本語を選択すると簡単にサイトを見つけることができます。
とりあえずヤフーショッピングの追加はできたものの、この状態では通知条件は未設定であり巡回もOFFの状態です。
@通知方法を選択します、デスクトップ通知を選択するとブラウザ右下にポップアップが出現して通知します。専用PCを24時間稼働させてモニターを見ないような使い方の場合はメール通知を利用しましょう。
A巡回サイト設定は順序のマークを左クリックしたまま動かすことで並べ替えが可能です。
Bウォッチ巡回をON/OFFさせるボタン(一括でON/OFFも可能)
C巡回周期(次の商品をリサーチするまでの時間設定)100個の商品をウォッチしていて1分間隔にすると1周回って最初の商品が2回目のリサーチに入るまで100分掛かることになります。登録商品数が少ない場合は間隔を長め、逆に商品数が多い場合は間隔を短めにするなどして適度な間隔で巡回させましょう。
Dサイト名とURL、このURL設定は意外と重要なポイントです。
Eキーワード優先度「ASIN・EAN・タイトル・製品番号」の中から優先したい順番に選択します。EAN・タイトルの順で2つ設定すると、まずはEAN(JAN)で検索してヒットしなければ商品タイトルで検索するという流れになります。
Fカテゴリを指定して巡回させることができます、例えばゲーム専門のネットショップで本の商品をリサーチするのは時間のムダになりますからゲーム専門ショップならゲームカテゴリだけを効率的に巡回させます。
G文字コードは基本的にそのままでOKなサイトがほとんどです、タイトル検索で文字化けで検索できないなど問題が発生した場合には文字コードを変更してみましょう。
H通知条件から該当サイトを開き細かな設定を行います。
I履歴をクリックすると巡回履歴ページを表示します、最大3000件の過去履歴とリアルタイムの検索状況も確認でき、通知されたものだけなど絞り込んでの表示も可能です。
J×ボタンを押すと巡回サイトを削除します。
巡回サンプルサイトを追加した状態で未設定となっているH通知条件ボタンをクリックします。
今回サンプルで追加したヤフーショッピングのサイトが開きました、ヤフーショッピングの画面上に重なるカタチで通知条件設定の画面が表示されています。
まったく使い方が分からない人のために〔チュートリアルを見る〕ボタンが用意されていますから、はじめて使う方はチュートリアルの指示にそって設定してみましょう。
今回は巡回サイト開いた時点でEAN(4560109086290)の商品がヤフーショッピングに存在したためスムーズに設定に入れますが、サイトに商品が存在しない場合は〔別の商品ページを検索〕の中から選んで表示させる、それでも見つからない場合は手入力で検索し何らかの商品が表示するまで検索をします。
この表示に関しても理解できない人が多い重要なポイントとなります、上記の画像でいうとEAN(4560109086290)の商品を表示させるのが目的ではなく、巡回サイトに設定したURLを開いたときに何らかの商品が表示したらOKということになります(自分がウォッチしている商品でなくても良い)
次項から説明しますが、何か該当商品が表示してくれないとデータを比較したいブロック要素が指定できない訳です。
STEP01の〔位置を選択する〕ボタンをクリックしてマウスポインターをヤフーショッピングの画面上に持っていくと指定できる位置で背景色が水色に変化します。
今回は価格が表示されているブロック要素を比較対象とします、Amazonとの価格比較でリサーチすることが多いと思いますが、在庫切れ商品が再入荷したら通知したいという場合など価格表示エリアが存在しない場合はテキストが表示されているブロック要素を比較対象とする場合もあります。
比較する位置が決まったらSTEP02の通知条件の設定に進みます、なお通知条件は複数同時に設定することもできます。
比較対象とする条件としては、
上記の比較対象に対して、
これらを組み合わせて通知条件を作ります。
〔≦〕〔新品価格〕〔0.7〕倍と設定した場合、Aというウォッチ商品がAmazonで新品最安値10,000円の時にヤフーショッピングで7000円以下で出品されていたら通知してくれるということになります。
価格を比較する場合は、さらに詳細設定を開いて「価格差が〇円以上の場合のみ」「Amazon出品者がいない場合」など追加の通知設定を行うことも可能です。
巡回サイトごとに検索カテゴリを選ぶことができます、サイトで取り扱いがない商品まで検索するのはムダな行為でありサーバー負荷などの観点からもカテゴリを絞って使うことをオススメします。
サンプルサイトを追加した状態での検索URLというのは、こまかな条件を指定しないザックリしたものとなります、これから紹介するURLを加工する工夫こそ商品ウォッチ巡回において重要なポイントとなります。
例として今回紹介したヤフーショッピングへの通知条件を開いた際のURLは下記となります
http://search.shopping.yahoo.co.jp/search?p=4560109086290&X=2
これはヤフーショッピングのトップページで4560109086290というJANを入力して検索するというURLですから新品中古どちらでも検索ヒットします。
自分は新品だけを探しているというのであれば、検索条件で新品だけに絞り込んだ状態でURLを作るとよい訳です。
通知条件で開いたヤフーショッピングの画面で新品のコンディションを選択してURLを確認。
https://shopping.yahoo.co.jp/search?p=4560109086290&ei=UTF-8&X=2&used=2
このように表示されていますからJANである4560109086290の部分を代入値である%pに変更
https://shopping.yahoo.co.jp/search?p=%p&ei=UTF-8&X=2&used=2
これを検索URLの項目に貼り付けると新品だけを検索するということになります。
勘の良い人なら気付いたと思いますが、同じサイトでも新品だけを巡回するURL、中古だけ、カテゴリを指定など複数パターンの巡回を作ることが出来る訳です。
ヤフオクなどで巡回する場合はトップページからAmazonの商品タイトルで検索してしまうと一致しない商品の通知が大量に届いたりします、そういうことを防ぐためにも、かなり条件を絞り込んだ状態で巡回URLを作ることが重要なポイントとなります。
商品ウォッチ巡回履歴を開くと最大3000件の過去履歴とリアルタイムで現在検索している状態も確認できます。
普段、通知があるたびに外部サイトを開かなくても履歴から通知ありの商品をチェックしていくことでまとめて確認することが可能です。
通知条件に合致した商品が見つかるとブラウザ右下にポップアップで通知が出ますからクリックして見ると
通知サイトで在庫があることを確認したら、Amazonの価格をチェックします。
現在のAmazon価格を見て利益が出ると確認できたら商品を仕入れるという流れになります。
ここまで紹介してきた商品ウォッチ巡回についてはモノサーチPROがチカラを入れて開発している機能になりますが、意外と理解されていないことも多いようです。
せっかく有料のモノサーチPROを使うのならその機能を余すこと無く活用して欲しいと思い解説させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
まだモノサーチPROを利用したことが無い方は、下記の拡張機能の追加方法を参考にしてChromeブラウザに追加し、14日の無料お試し期間でウォッチ巡回機能を試してみて下さい。
モノサーチPRO拡張機能の追加はChromeウェブストアからダウンロード。
Chrome ウェブストア ⇒ モノサーチ PRO
お試し期間が1日だけでは短かすぎると感じたのでリリース記念で期間を長くして欲しい!と頼み込んだところ、2週間(14日)のお試し期間に延長して頂けました(対応ありがとうございます)
※お試し期間の延長はいつまで対応頂けるかわかりません、お試し期間が無くなるという可能性もゼロではありませんから、気になる人は無料で試せるうちに一度チェックをしておくことをオススメします。
モノサーチPROの利用には、Googleアカウントが必要となります。
ログインしていない場合は〔ログインして通知〕からログインします。
〔今すぐ試す〕から拡張機能を追加します。
モノサーチPROの月額料金の価格は4980円です、支払い方法はGoogleペイメントセンターを利用した定期購入となります。
https://support.google.com/chrome_webstore/answer/1070840?hl=ja
有料アップグレードを検討する場合は、アプリ購入に関するヘルプページを一読しておきましょう。
https://payments.google.com/payments/
有料版を継続利用する場合は、Googleペイメントセンターから支払方法を追加します。
https://support.google.com/chrome_webstore/answer/1060830?hl=ja
モノサーチPROの定期購入を解約する場合は、上記のGoogleウェブストアヘルプページで手続き方法を確認して定期購入を解約してください。
以上、モノサーチPROについて紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
自分の環境でモノサーチPROが役立ちそうだと感じた人は試してみてください。
↓Amazon販売に欠かせない価格改定ツールの比較検証は下記ページで確認頂けます。